せかつぶろぐ~世界の中心で粒を叫ぶ~

卓球歴約12年のペン粒が何かしら書いています。

【パラ卓球】PARAHEROes展2を巡る。

こんにちは。ブログ書かずに何年経ったか…せかつぶです。

 

今回は西武渋谷店にて開催されている【PARAHEROes展2】に行ってきました。

URLはこちら↓

Para Ping Pong Project「PARA HEROes展²」 |西武渋谷店|西武・そごう


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元々ブログには残すつもりはありませんでしたが、実際に行ってみると想像以上に感じるものが多く、より多くの人に体感してほしいと思ったのでこうして残すことにしました。

 

パラ卓球アート(芸術)の世界

会場ではパラ卓球のアート作品がいくつも展示されています。

 

油彩画や、ピアノ楽曲、写真、伝統工芸の人形、卓球の音を用いて作った音楽作品等、その分野は多岐にわたります。


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各分野で活躍するアーティストそれぞれが、実際にパラ卓球を見て、体験して感じたことを作品に落としこんでいます。

 

もちろんそれぞれがパラ卓球を見て感じた想いは異なり、その作品に込められたメッセージの違いを感じることも、この展示会の一つの楽しみだと思いました。

 


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油彩画の作品からは臨場感・躍動感が伝わってきましたし、写真の作品では選手たちの素の姿が映し出され、自然と笑顔になってしまいました。どの作品からも強いメッセージ性を感じて、稚拙な言葉で申し訳ないですが凄かったです。


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個人的に元々好きだったBeatboxer&LooperであるSO-SOさんの音楽作品を体感できて本当に良かったです。卓球のラリーの音や車椅子で移動した時の摩擦の「キュッ」という音を使っていて、思わず体が動いてしまうような作品でした。(案内人の方から、この作品に隠された秘密も聞けました…。)

 

↓写真撮り忘れたので本人のTwitterより引用。

 

 

案内人とお話&卓球を体験

作品を見ていると、案内人の方が「もし良かったら打ってみませんか?」と優しく声をかけてくださり、この特殊な卓球台でパラ選手達の卓球を疑似体験できました。


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↑車椅子の茶田選手がイメージした「奥行きが長い卓球台」


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↑生まれつき手が短い八木選手のイメージした「コートが丸い卓球台」


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↑左足のつま先に力が入らない岩渕選手のイメージした「左に伸びた卓球台」

 

他にも「どうしてこの展示会を企画したのか?」「なぜこんなに多くのアーティストとのコラボが実現したのか」など色々な話を聞く事が出来て、一人で見て回るより10倍ぐらい楽しめました。

 

(卓人だけではなく、絵画が好きな人・人形が好きな人など各分野のファンも実際に訪れているという話を聞き、少しでも卓球に触れる人がいるだけでシンプルに嬉しかったのはここだけの話。。。)

 

 

パラ卓球って興味ありますか?

みなさん実際にパラ卓球ってどのぐらい知っていますか?そして興味ありますか?

 

 

おそらく「障害者のやる卓球」「車椅子の人がやってる卓球」というイメージぐらいじゃないでしょうか。中には存在を知らない人もいるかもしれません。

 

 

僕は内部障害があり、身体障害者手帳を持っているので、健常者よりは感情移入しやすい環境にあると思います。なので実際に生で試合を観に行ったこともありますし、こうして展示会にも足を運んでいます。

障害者が活躍していれば嬉しくなりますし、勇気ももらえます。

 

 

しかし一般的に、周りに障害者がいたり、普段から障害者と接する機会が無い限りは、見ようと思わないというのも普通というか実情だと思います。

 

 

パラ卓球の入り口に

パラ卓球は大きく立位と車椅子に分けられ、障害の程度によってクラスも細かく分かれています。車椅子の場合は、相手コートのサイドラインを切るサービスはレット(やり直し)になる等、特殊ルールも一部あります。

 

 

車椅子であればいかにネット際(相手の手の届かない場所)に落とすか、そしてそれを相手にさせないようにプレーするか等、パラ卓球ならではの戦術面も見どころの一つです。

 

 

そうです。見れば面白いんです。そしてそれはどのスポーツとも同じで見れば見るほど奥が深くてハマっていきます。でもそのきっかけって中々無いんですよね。

 

 

この【PARAHEROes展2】が多くの人がパラ卓球に触れるきっかけになればいいなと思います。またこのブログを読んで行ってみたくなる人が一人でも増えれば幸いです。

 

 

西武渋谷店にて8月29日(日)まで開催中です。是非一度足を運んでみてください。